2026年9月末時点の資産状況を公開します。
9月末の総資産は6,237万円。前月末の6,387万円から150万円減りました。5月から8月まで4か月続いた最高値の更新は、ここでいったん止まりました。資産が前の月より減ったのは、2026年3月末以来、6か月ぶりです。
ただ、月の中身を見ると、ちょっと不思議な月でした。日経平均もナスダック100も上がった月に、私の資産は150万円減っています。下げたのはダウとTOPIXですが、資産の減り方を説明するにはそれだけでは足りません。
今月の主役は、株価そのものではなく為替と金利でした。ドル円が2円72銭の円高に振れ、米国の10年国債利回りが5.29%まで跳ね上がった。この2つが、私の外国資産をまとめて押し下げています。

本記事では、
・投資の前提(方針)
・2026年9月の市場環境(主要指数チャート付き)
・投資家心理(Fear&Greed指数)
・総資産の推移と資産内訳
・この1か月でやったことと今後の方針
をまとめています。前月分は資産公開【2026年8月末】をご覧ください。
投資の前提
はじめに、私の投資の前提を簡単に整理しておきます。柱は2本です。
・インデックス投資(2018年〜):米国株を中心に毎月積み立て
・高配当株投資(2020年〜):国内を中心に単元未満株で分散
軸にしているのは「長期・分散・低コスト」の3つです。相場が上がっても下がっても、やることは変えません。今月も積み立ては予定どおり実行し、国内高配当銘柄のNISA口座への移管も少しずつ進めました。
ゴールは、FIRE後の生活費を配当でまかなうこと。目先の株価より、配当という果実が毎年どれだけ増えているかを見ています。その設計は配当だけで月20万円をつくる設計図にまとめました。
この前提があるので、資産が150万円減った月でも、やることは先月と1つも変わっていません。減ったのは評価額であって、受け取る配当が減ったわけではないからです。
2026年9月の市場環境
9月末時点の主要指数を、直近1年のチャートとともに見ていきます。
日経平均株価
終値:66,753.72円(前月比 +441.79 / +0.7%)

小幅ながら2か月続けての上昇です。6月末につけた7万円台にはまだ届いていませんが、7月の急落からの立ち直りは続いています。
1年前の2025年9月末は44,932円でした。そこから1年で約1.5倍。この角度がずっと続くとは思っていませんし、続かない前提で積み立てています。
TOPIX
終値:4,108.65ポイント(前月比 -47.64 / -1.1%)

先月は過去最高値を更新しましたが、今月は反落しました。日経平均がプラスでTOPIXがマイナスということは、値がさ株が指数を支える一方で、幅広い銘柄はむしろ売られたということです。
私の国内保有は高配当株が中心で、どちらかといえばTOPIX寄りの顔ぶれです。実際、国内高配当株の評価額も今月は1.5%ほど減っていて、TOPIXの下げ方とだいたい重なります。
NYダウ
終値:50,906.05ドル(前月比 -2,279.85 / -4.3%)

今月いちばん下げた指数です。下げ幅は2,280ドル、率にして4.3%。これは2026年3月以来の大きさで、5か月続いた上昇が止まりました。
ダウはバリュー株や高配当株の比率が高い指数です。あとで出てくる米国の長期金利が跳ね上がったことと、この下げは無関係ではないと見ています。金利が上がると、配当を目当てに買われていた株ほど売られやすくなります。
S&P500
終値:7,651.54ポイント(前月比 -34.60 / -0.5%)

ほぼ横ばいでした。先月つけた直近1年の高値から、わずかに水準を下げた程度です。
私の積み立ての中心はこの指数に連動する投資信託なので、毎月いちばん気にしている数字です。ダウが4.3%下げた月にS&P500が0.5%で済んでいるのは、中身に占めるハイテクの比率が高いからでしょう。同じ「米国株」でも、指数が違うとこれだけ結果が変わります。
ナスダック100
終値:30,408.50ポイント(前月比 +951.53 / +3.2%)

今月の5指数でただひとつ、3%を超える上昇です。しかもチャートの12か月のなかで、月末終値としてはいちばん高い水準になりました。5月・6月につけた3万ポイント台を、ようやく上抜けた形です。
ダウが-4.3%、ナスダック100が+3.2%。同じ国の株式市場で、1か月に7ポイント以上の差がつきました。お金がバリューからグロースへ、かなりはっきり動いた月だったと思います。
ドル円
月末値:157.40円(前月末 160.12円 → 2円72銭の円高 / -1.7%)

先月は1か月で6銭しか動きませんでしたが、今月は一転して2円72銭の円高です。チャートで見ると、3月からずっと159〜162円のあいだを行き来していた円が、ここで初めて下に抜けました。
これが今月の資産にいちばん効いています。私の外国資産は円に換算して集計しているので、円高が進むと、中身がまったく変わらなくても評価額は減ります。先月は追い風がゼロ、今月ははっきり向かい風でした。
日米の長期金利(10年国債利回り)
・日本10年債:3.08%(前月末 2.94% → 上昇)
・米国10年債:5.29%(前月末 4.76% → 上昇)

今月いちばん驚いたのがここです。米国の10年債利回りが、1か月で0.54ポイントも上がりました。チャートの1年間で、こんなに急な角度になったのは初めてです。日米の金利差も、前月末の1.8ポイント台から2.2ポイント台へ広がりました。
金利が上がると債券の価格は下がります。私が持っている外国債券は今月6%近く値下がりしましたし、米国の高配当ETFも大きめに下げました。ここは理屈どおりの動きです。
そして日本側も、1年前の1.66%から3.08%まで来ました。国債で3%が確実に取れる以上、利回りがそれを下回る株を持つ理由は年々薄くなっていきます。今月書いたアイティフォー(4743)のように利回り5%で累進配当という銘柄がある一方で、利回り2%台の銘柄をどう位置づけるか。買い増しの基準は、去年よりはっきり厳しくなりました。
投資家心理:Fear&Greed指数
月末値:30.3(恐怖)(前月末 49.2 → 低下)

米国市場の投資家心理を0〜100で示す指数です。0に近いほど恐怖、100に近いほど強欲。先月の「中立」から、今月は「恐怖」の側に振れました。
ナスダック100が3.2%上がった月に、心理は悪化している。ちぐはぐに見えますが、ダウが4.3%下げ、金利が急騰していることを考えれば納得はいきます。上がっているのは一部だけで、市場全体の空気はむしろ重い、ということでしょう。
この指数を見て売り買いを決めることはありません。ただ、自分が今どちら寄りの空気のなかにいるのかを知る目安にはなります。この1年でも、3月の14.9(極度の恐怖)から4月の69.5(強欲)まで、1か月で振り切れた場面がありました。
🇯🇵 日本株市場:日経はプラス、TOPIXはマイナス

日経平均が+0.7%、TOPIXが-1.1%。先月は両方そろって上がりましたが、今月は方向が割れました。指数全体を押し上げる銘柄がある一方で、幅広い銘柄は売られた月です。
私の国内高配当株は2,500万円になり、前月から39万円減りました。率にすると-1.5%で、ちょうどTOPIXの下げ幅と同じくらいです。7月は日経平均が8%下げるなかで国内高配当株が増えましたから、指数と自分の資産がいつもセットで動くわけではないことが、ここでも分かります。
気になるのはやはり金利です。日本の長期金利が3.08%まで来ると、利回り2%台の銘柄は「配当をもらうために株価の下落リスクを引き受けている」形になりかねません。今持っている銘柄をすぐ売るつもりはありませんが、新しく買う基準は確実に上がりました。
今月はニホンフラッシュ(7820)のように、配当は減っていないのに株価だけが4割まで下がった銘柄も取り上げました。株価と配当は、思っているほど連動しません。
🇺🇸 米国株市場:ハイテクだけが上がった月

ナスダック100が+3.2%、S&P500が-0.5%、ダウが-4.3%。上がったのはハイテクだけで、それ以外はしっかり下げています。
この構図は、私の資産の中身にそのまま出ました。外国の投資信託(中心はS&P500連動)は27万円の減少にとどまった一方で、外国の高配当ETFは65万円、率にして7.4%も減っています。外国債券も6%近い下げです。
金利が5%台に乗ると、配当や利息を目当てに持たれている資産から順にお金が抜けていく。今月はそれを、自分の口座で見せられた格好です。頭では分かっていたつもりでしたが、1か月で7%というのは、正直なところ少しこたえました。
とはいえ、高配当ETFから受け取る分配金そのものが減ったわけではありません。価格が下がった分、これから買う人にとっての利回りはむしろ上がっています。長い目で見れば悪い話ばかりでもない、と自分に言い聞かせているところです。
総資産の推移
2026年9月末の総資産は62,371,614円(6,237万円)でした。
・含み益:21,856,941円(2,186万円)
・損益率:+53.95%
・前月比:-1,500,122円(-150万円)

損益率は先月の+57.72%から+53.95%へ下がりました。元本に対して5割を超える含み益が乗っている状態に変わりはありませんが、1か月で4ポイント近く減ったことになります。含み益は相場が下げれば同じ速さで減るものだと、改めて確認させられました。
1年前の2025年9月末は4,917万円でした。この1年で1,320万円増えた計算になります。ブログで資産公開を始めた2025年7月末の4,684万円からは、14か月で1,553万円。グラフの傾きそのものは、まだ上を向いています。
減った月のことを書くのは、正直あまり気持ちのいいものではありません。それでも、増えた月だけ公開する記録には意味がないと思っています。この150万円の下げも、あとから振り返れば線の上の小さなへこみにすぎない、という形にしていきたいところです。
資産の内訳

カテゴリー別の内訳と前月比は次のとおりです。
・投資信託:1,733万円(-28万円)
・高配当株:3,311万円(-104万円) うち国内2,500万円(-39万円)/外国811万円(-65万円)
・年金(iDeCo):220万円(-3万円)
・債券:91万円(-6万円)
・現金:883万円(-9万円)
減少額150万円のうち104万円、つまり7割が高配当株から出ています。そのなかでも外国の65万円が目立ちます。保有額では国内の3分の1以下なのに、減った金額は国内より大きい。金利と為替の両方を正面から浴びた結果です。
年金の220万円は、iDeCoでS&P500に積み立てているものです。制度の名前が「年金」なので内訳では別の枠にしていますが、中身は外国株式です。60歳まで引き出せないという違いがあるだけで、値動きは投資信託と変わりません。
株式とは違うリズムで動く「守り」にあたるのは債券の91万円だけで、全体の1.5%しかありません。しかも今月はその債券が6%近く下げました。金利が上がる局面では債券も下がる、という当たり前の動きを、小さな金額で毎月見られるのはそれなりに勉強になります。
現金は883万円。相場が大きく下げたときに買い向かうための余力なので、この水準は保っておきたいところです。
株式等の内訳(投資信託と高配当株)

現金・債券・年金を除いた株式等は5,043万円で、前月の5,175万円から131万円減りました。
ここに年金(iDeCo)の220万円を足すと5,263万円。総資産の84.4%が株式ということになります。この比率は先月とほとんど変わっていません。
内訳は、投資信託が約34%、高配当株が約66%。FIRE後に配当で暮らすことを考えると、高配当株が厚いこの形でいいと思っています。今月のように金利が上がる場面では、この形が裏目に出て下げ幅が大きくなるのも事実ですが、受け取る配当が減ったわけではないので、配分を変えるつもりはありません。
国内・外国資産の比率

外国資産が44.7%(2,787万円)、国内資産が55.3%(3,450万円)でした。前月は45.2%対54.8%だったので、外国側がわずかに縮んでいます。
金額で見ると、今月の150万円の減少は、外国資産が101万円、国内資産が49万円という内訳です。保有額では国内の方が多いのに、減った金額は外国が2倍。円高と米金利の上昇が、どれだけ外国側に効いたかがここに出ています。
ざっくり計算してみると、円高が1.7%ですから、外国資産2,888万円に対して為替だけで50万円前後のマイナス。残りの50万円ほどが現地の価格下落ということになります(積み立て分も混ざるのであくまで概算です)。101万円のうち半分が為替、というのは、持っている外国資産の性格をよく表していると思います。
円安なら外国資産がふくらみ、円高なら逆になる。両方を持つことで為替の振れそのものを分散しています。ちょうど半々に近いこのバランスは、意図してつくったというより、積み立てを続けた結果として落ち着いた形です。
この1か月で実際にやったこと
やったことは3つです。
1つ目は、インデックスの積み立て。いつもどおり自動で実行しました。相場を見て金額を増減させることはしていません。資産が減った月こそ、ここを触らないことがいちばん大事だと思っています。
2つ目は、国内高配当株のNISA枠への移管です。課税口座で持っている銘柄を非課税枠に移していく作業で、今月も順番に進めました。株価が下がっている局面の方が移しやすいという面もあります。
3つ目は、保有銘柄の点検です。金利が上がったことで、利回りと株価の関係が去年とは変わってきました。手持ちの銘柄について、今の株価で買い増す価値があるかどうかを一つずつ見直しています。売買そのものはほとんどしていません。
配当の方は、直近12か月の実績で手取り月平均7.7万円(年93万円)になりました。目標の月20万円に対して38.7%です。資産の評価額が150万円減った月でも、この数字は減っていません。評価額と配当は別の生き物なのだと、こういう月にあらためて感じます。
今後の方針

やることは、これまでと変わりません。積み立てと高配当株の買い増しを、淡々と続けます。直近では国内高配当銘柄のNISAへの移管を優先し、非課税の枠で配当の手取りを増やしていきます。
ひとつだけ意識を変えるとすれば、買う側に回る覚悟です。米国の長期金利が5%台、日本も3%台という水準は、ここ十数年なかったものです。高配当株やETFの価格が下がっているということは、同じ金額でより多くの配当を買えるということでもあります。確保している現金883万円は、こういう局面のために残してきました。
とはいえ、金利がどこで止まるのかは私には分かりません。今が底だと決めつけて一気に買うようなことはせず、いつもどおり少しずつ進めます。
数字の目標は、FIRE時点で配当だけで月20万円を安定して受け取れる状態にすること。4か月続いた最高値の更新は止まりましたが、配当の方は止まっていません。焦らず、けれど歩みは止めず。ここからも積み上げていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。来月もまた、資産の様子を公開します。


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