【FIRE×ゴルフ】55歳でFIREしたら週何回ゴルフできる?配当240万円で資金計画を立ててみた

ゴルフ

「FIREしたら、週に何回ゴルフに行けるんだろう」。仕事帰りの車の中で、たまにこれを考えます。

週2回か、それとも週3回か。妄想としては楽しいのですが、いつも途中で「で、いくらかかるんだ?」というところで止まってしまう。というわけで今回は、この妄想を最後まで数字にしてみました。夢も、電卓を叩いた瞬間から計画に変わります。

現役中のゴルフ事情:月例会+月2〜3回が精一杯

グリーンでパットするゴルファー
Photo by Martin Magnemyr on Pexels

現役の公務員として働いている今、ゴルフに充てられる時間は正直なところ限られています。月例競技には欠かさず参加していますが、それ以外にラウンドできるのは月に2〜3回が関の山です。平日は当然仕事があり、土日も家族との予定や雑用が入ることも多い。「もっとゴルフしたいのに時間がない」というのは、ゴルフを愛するすべての現役世代の本音ではないでしょうか。

私がFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指している理由はいくつかありますが、その筆頭が「退職したら思う存分ゴルフができる」という純粋な動機です。お金の話や数字の話になりがちなFIREですが、私の場合は「ゴルフ中心の生活」という具体的なゴールがあるからこそ、日々の資産形成を続けられています。退職したら毎日でも行けるのに——そのシンプルな欲求が、高配当株投資を続けるエネルギーの源泉になっています。

FIRE後のゴルフライフ:リアルなイメージを描く

朝日に照らされたゴルフコースとクラブハウス
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FIRE後の生活をリアルにイメージすると、ゴルフの楽しみ方は今とは根本的に変わります。最大の変化は「平日に気兼ねなくラウンドできる」という解放感です。現役中は土日に集中せざるを得ませんが、退職後は月曜でも水曜でも、天気と気分次第でコースに出られます。

しかも平日のコースは空いています。土日の混雑とは別世界で、前の組を待つ時間がほとんどない。集中も切れにくいので、スコアにもいい影響が出そうです。週末しか行けない現役時代とは、プレーの質そのものが変わってくるでしょう。

ホームコースで本格競技に挑む

時間に余裕ができれば、月例だけでなく倶楽部競技にも本格的に出られます。いまは仕事の都合であきらめている試合にもエントリーできる。ゴルフは練習量と経験がそのまま出る競技なので、退職後にスコアが伸びる可能性は十分あるでしょう。というより、伸びなかったら言い訳ができません。

さらに、退職後はもう1コースの会員権取得も考えています。ホームコース1つだけだと、どうしてもそのコースの傾向に慣れすぎてしまうんですよね。距離感も戦略も違う別コースをもう1つ持てば、ゲームの幅は広がりそうです。2コース持ちというのはずいぶん贅沢に聞こえますが、FIRE後なら現実的な選択肢だと思っています。

配当240万円をゴルフに全振りする試算

夢を語るだけでは計画になりません。私のFIRE後の目標配当収入は税引後で月20万円=年間240万円です。まずは思考実験として、「これを全部ゴルフに使ったら、どこまでできるのか」を試算してみました。実際には生活費と分け合うことになりますが、上限を知っておくと計画は立てやすくなります。まずは天井を見てみましょう。

費目年間金額内訳・備考
プレー費(ホームコース)70万円週2回・年100回×メンバー料金7,000円
ホームコース年会費5.5万円現在のホームコース
2コース目の年会費5万円退職後に追加取得予定の会員権
2コース目プレー費20万円月2〜3回×メンバー料金7,000円程度
遠征費(交通・宿泊)30万円年5〜6回の遠征ラウンド
練習場・レッスン代20万円週1〜2回の打ちっぱなし、月1回レッスン
ゴルフクラブ・用品購入35万円ドライバー・アイアン等の定期買い替え
ウェア・シューズ・グローブ15万円季節ごとのウェア更新、消耗品
インフレ対策バッファー20万円プレー代・物価高騰への備え
コンペ・競技参加費15万円倶楽部競技の参加費、懇親会費
その他雑費5万円スコアカード・ボール・ティー等
合計240.5万円≒ 配当年収240万円とほぼ一致
※ 2コース目会員権の取得費(100〜200万円程度)は退職時の一時金から捻出予定。年間費用には含まず。

試算してみると、配当240万円でゴルフのあらゆる費用がほぼ完全にカバーできることがわかりました。特に見落としがちなのがゴルフクラブの買い替え費用インフレ対策の2つです。

クラブは消耗品です。しかも困ったことに、最新モデルが欲しくなる気持ちは、時間ができた退職後のほうが強くなりそうな気がします。「せっかく暇なんだから道具くらい」と言い訳する自分が、はっきり想像できるんですよね。年平均35万円を見ておけば、5〜6年に一度フルセットを入れ替えるペースが保てます。

インフレへの備えも重要です。ゴルフ場の料金は物価とともに上昇する傾向があります。10年後に週2回のラウンドが仮に1回8,000〜9,000円になっていても、バッファーがあれば慌てずに済みます。「配当が増えなければゴルフを減らすしかない」という状況を避けるために、年20万円のバッファーは保険として持っておきたいところです。

FIREの3フェーズとゴルフ頻度の連動

  • 橋渡し期(55〜59歳):FIRE直後。体力も十分で時間が大幅に増える。ホームコース週2回+2コース目月2回ペースで本格始動。クラブ・用品への投資も積極的に。
  • 安定期(60〜69歳):年金受給開始も視野に入る。プレー回数は週1〜2回に落ち着き、2コース目は状況に応じて見直し。競技参加と仲間とのラウンドを中心に。
  • 余剰期(70歳以降):体力次第だが、週1回のゴルフを生涯スポーツとして継続。用品費や遠征費は減っても、ホームコースでの仲間とのプレーを楽しむ。

フェーズごとにゴルフ費用が自然と減少していくのも、この設計の優れた点です。体力が落ちるにつれてプレー回数も減り、クラブへの投資意欲も落ち着いてくる。結果として配当収入に余裕が生まれ、資産が減らずに維持されていく——理想的なサイクルです。

会員権がFIRE後に真価を発揮する

湖畔に建つクラブハウス
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270万円で取得したホームコースの会員権。現役中は月2〜3回しか使えていませんでしたが、退職後に週2回ペースに増やすと、回収計算が劇的に変わります。

ビジター料金と比較してみましょう。平日ビジター料金が仮に15,000円だとすると、メンバー料金7,000円との差額は1ラウンドあたり8,000円。現役中の年間36回(月3回×12ヶ月)では年間差額28.8万円ですが、退職後の年間100回では年間差額80万円になります。会員権代270万円を差額で割ると、現役ペースでは9年以上かかる回収が、退職後のペースなら約3.4年で達成できる計算です。

それ以上に大きいのが、ホームコースという「居場所」の価値かもしれません。退職すると職場という所属先がなくなりますが、倶楽部のメンバーでいるかぎり、同じ顔ぶれと会い続けられます。月例で顔を合わせて、終わったら一緒に食事をする。この繰り返しが、退職後の1週間にリズムを作ってくれるはずです。ホームコースは単なるプレー場所ではなく、生活の軸になると思っています。

現役中にやっておくべき4つのこと

FIRE後のゴルフ中心の生活を最大限に楽しむために、現役のうちに準備しておきたいことをまとめました。

①1コース目の会員権取得は早いほどいい

会員権を持っていると、月例競技や倶楽部競技への参加資格が生まれます。競技ゴルフにはハンディキャップの履歴や参加キャリアが重要で、早く始めるほど退職後の競技活動が充実します。私はすでに取得済みですが、もし迷っている方がいれば、なるべく早い取得をおすすめします。相場の変動もあるので、タイミングを見極めながら検討してみてください。

②2コース目の候補を現役中から絞っておく

退職後に2コース目の会員権を取得するなら、候補選びは現役中から始めておくと賢明です。会員権の相場は景気や需給によって変動します。「退職したらあのコースを買おう」と目星をつけておけば、タイミングを見て動けます。ホームコースとの距離感、コースの難易度、会員の雰囲気なども、ラウンドしながら事前に確かめておきましょう。

③ゴルフ仲間をつくっておく

職場以外の人間関係を現役のうちに作っておくこと。これは孤立を防ぐという意味でも、たぶんいちばん大事な準備です。倶楽部のメンバーや競技仲間は、退職しても自然に続きます。逆にここをさぼると、平日にコースへ行けるようになった途端、一緒に回る人がいないという寂しい事態になりかねません。

④55歳以降も週2〜3回回れる体づくり

FIRE後に週2回ゴルフを楽しむためには、体力の維持が不可欠です。特に50代からは筋力や柔軟性が落ちやすく、腰や膝のトラブルがゴルフの妨げになることも。今からストレッチや体幹トレーニングを習慣化しておくと、退職後も長くプレーを続けられます。「ゴルフのために体を鍛える」という明確な動機があると、運動習慣も続きやすいものです。

ゴルフがFIREの目的になっている

コースに停まるゴルフカート
Photo by Magda Ehlers on Pexels

FIRE計画というと、「資産をいくら貯めるか」「いつ退職できるか」という数字の話になりがちです。でも私にとって、FIREはお金を増やすこと自体が目的ではありません。「ゴルフ中心の生活を送ること」、それが本当の目的です。

高配当株への投資も、配当収入のポートフォリオ設計も、すべては年間240万円の配当収入をゴルフに全振りするための手段です。「なぜFIREするのか」という問いに対して、私は迷わず「ゴルフをするため」と答えられます。

生きがいから逆算した資産設計こそが、本当の意味でのFIREだと思っています。まず「退職後にどんな生活をしたいか」を具体的に描き、その費用を計算し、それを賄える収入源を設計する。ゴルフというリアルな目標があるからこそ、毎月の配当再投資も、株価が下がっても保有し続ける判断も、ブレずに続けられています。

55歳でFIREして、2コースのメンバーとして週2〜3回のゴルフを楽しむ。残りの人生を、自分のペースで生きる。そのために今日も高配当株を積み上げています。電卓を叩いてみたら、思ったより現実的でした。あとは、そこまで元気でいることですね。

まとめ

  • 現役中は月2〜3回が限界だが、FIRE後はホームコース週2回+2コース目月2回を目標にできる
  • 税引後配当月20万円(年240万円)をゴルフに全振りする設計で、すべての費用がカバーできる
  • 見落としがちな費目はクラブ買い替え(年35万円)とインフレ対策バッファー(年20万円)
  • 退職後に2コース目の会員権取得を計画中。候補選びは現役中から始めておくと有利
  • FIREの橋渡し期(55〜59歳)は積極投資期、安定期(60歳以降)は費用が自然に減少しバランスが整う
  • 会員権270万円は退職後の週2回ペースで約3.4年で元が取れる計算
  • ホームコースは退職後の「居場所」として生活の軸になる
  • 現役中にやること:1コース目取得・2コース目候補選び・仲間づくり・体力づくり
  • 「生きがいから逆算した資産設計」がFIREの本質——ゴルフという目標があるから続けられる

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