飛距離は、いま伸びています。
春に入れた新しいドライバーと、最近受けたレッスン。この2つで、以前より少し先までボールが飛ぶようになりました。
腰も膝も、痛いところはありません。
ゴルフを長く続けられなくなる理由といえば、まず腰や膝を思い浮かべますよね。それが今のところ何ともないので、体のことは自分でもあまり気にしていませんでした。
ただ、変わったことが2つあります。
後半9ホールでバテる。そして、翌日に疲れが残るようになった。
飛ぶようになったのに、続かなくなっている。この組み合わせが自分でも意外だったので、いったん整理しておこうと思います。

これから歩く予定は、900ラウンド
先日、時間について書いた記事で、ひとつ計算をしました。
厚生労働省が発表している男性の健康寿命は72.57歳(2022年)。介護なしで自分の足で動ける年齢の平均です。55歳で退職すると、そこから17.6年。週1ペースで回れば、およそ900ラウンドという数になります。
ただし、この900は退職してからの数です。
今も週1で回っているので、退職を迎えるころには、すでに何百ラウンドか歩き終えていることになります。実際に歩く回数は、900よりずっと多い。
体に求められるのも、その分だけ増えます。
あのときは、時間の話として書いていました。
でもよく考えると、これは時間の話であると同時に、体の話でもあります。900回分の時間があっても、900回歩ける体がなければ意味がありません。
1ラウンドは、だいたい5時間で1万歩以上。
900ラウンドなら、900万歩ということになります。数字にすると、なかなかの量ですね。
衰えは、飛距離には出ていなかった
年齢を重ねると飛ばなくなる。よく聞く話です。
私の場合は、今のところそうなっていません。むしろ逆で、今年ドライバーを新しくしてから明らかに変わりました。そのドライバーで回った5月の記録にも書きましたが、当たったときの飛び方が違います。
そこにレッスンが加わりました。
自己流でやってきた部分を人に見てもらうと、こんなに変わるものかと思います。飛距離は、体力ではなく技術と道具でまだ伸ばせる余地があったわけです。
断っておくと、私は飛ぶほうではありません。同伴者より後ろから打つことのほうが多いくらいです。だから、できるなら伸ばしたいとずっと思っていました。
ただ、優先順位は分けています。
クラブを14本すべてPINGにそろえた記事でも書いたとおり、平均スコア99の私にいちばん効くのは、ナイスショットの飛距離ではなくミスショットの被害の小ささのほうです。そこが先で、飛距離はその次。
とはいえ飛べば嬉しいので、今回の変化は素直にありがたいです。
問題は、そこではありませんでした。
出ているのは、持久力と回復のほう
① 後半9ホールでバテる
真夏のゴルフについて書いた記事で、私は「後半9ホールに体力を残す競技だ」と書きました。
あれは暑さの話のつもりでした。
ところが、涼しい日でも同じことが起きています。14番あたりから足の運びが重くなって、クラブを選ぶのが雑になる。集中力というより、単に体が先に降りてしまう感じです。
痛みではないので、その場では困りません。ただ、スコアには出ているはずです。今年100が切れないと書いた記事では原因をいくつか挙げましたが、後半のバテはそこに入れていませんでした。
② 翌日に疲れが残る
こちらのほうが、はっきりしています。
去年、私は年間52ラウンド回りました。週1のペースです。当時も疲れはしましたが、次の週にはリセットされていました。
今は、抜けが悪い。
今年ラウンド数を意識的に減らしているのは、練習とのバランスを取ろうと思ったからでした。ただ振り返ると、回復が追いつかなくなっていたから自然と減ったという側面もあった気がします。理由を自分でうまく説明できていなかっただけで。
私は「痛みが出るかどうか」しか見ていなかった
ここまで書いてきて、自分の見落としに気づきました。
私はずっと、体の状態を腰と膝の痛みだけで判断していました。どこも痛くないから大丈夫だろう、と。
でも、衰えは痛みという形で来るとは限りません。
実際に先に来たのは、痛みではありませんでした。
後半のバテと、翌日の疲れ。どちらも痛くないし、その日のうちに困ることもない。困らないから、変化として数えていなかっただけです。
お金のほうでは、こういう見落とし方をしません。
毎月の資産を記録して、増えた減ったを見ています。減っていれば気づく。体についてはそれをやっていなくて、痛みという分かりやすいサインだけを待っていました。
今やっていることは、ゴルフ用ではなかった

何もしていないわけではありません。健康資産の記事に書いたとおり、いくつか続けていることがあります。
| やっていること | 頻度 | 何のためだったか |
|---|---|---|
| チューブトレーニングと軽いストレッチ | 週に何度か | 体幹を鍛える程度。ジムには通わず自宅で |
| ボディケア・鍼 | 月1回 | 自分でほぐせない部分のメンテナンス |
| 湯船に浸かる | ほぼ毎日 | 回復。シャワーだけの日とははっきり違う |
| 睡眠 | 毎日 | いちばんのアンチエイジングだと思っている |
並べてみて分かったのですが、これらは全部「健康のため」に始めたものです。
ゴルフの後半9ホールを歩ききるために設計したものは、ひとつもありません。体幹は振るための土台ですし、鍼と風呂は回復。どれも役に立っているはずですが、5時間歩き続ける持久力を作るものは入っていないんですよね。
ここが抜けていました。
歩数そのものは、実は足りています。通勤だけで毎日8千歩以上。資産が5,000万円に届いたときのご褒美に買ったガーミンで測っているので、これは感覚ではなく数字です。
足りていないのは、たぶん歩数ではありません。
通勤の8千歩は、駅まで歩いて、乗り換えで歩いてと、細切れに積み上がったものです。ラウンドは違います。起伏のある場所を、荷物を持って、5時間続けて動く。同じ歩数でも中身がまるで違う。
これから足そうと思っている4つ
医者でもトレーナーでもないので、正しいやり方は分かりません。自分で試してみるつもりのことだけ書きます。
通勤で、階段を選ぶ
「休みの日に長く歩く」も考えたのですが、やめました。
休みの日は練習場にいるからです。練習を削ってまで歩く時間を作る気には、どうしてもなれませんでした。
そこで、すでにある8千歩の中身を濃くすることにしました。エスカレーターとエレベーターをやめて、階段を使う。時間は1分も増えません。
階段は、平地を歩くのとは負荷が違います。太ももとふくらはぎに効きますし、心拍も上がる。ゴルフ場の登りで足が止まるのは、まさにここが持たないからですよね。
ガーミンがあるので、記録も残ります。上った階数を数えてくれる機種なら、歩数と並べて眺められる。数えられるものは続きます。資産を毎月記録しているのと、たぶん同じ理屈です。
前半と後半のスコアを分けて記録する
バテている自覚はあるのですが、数字で見たことがありません。
アウト・インで分けて集計すれば、後半に何打多いのかが出ます。差が小さければ思い込みですし、はっきり差があるなら体力の問題だと確定できる。1年分のスコアを分析した記事と同じやり方で、切り口を変えるだけです。
これは次のラウンドから始められます。
翌日の疲れを、その場でメモする
「最近残るようになった」というのは、あくまで感覚です。
去年の記憶と今年の体感を比べているだけなので、正確ではありません。ラウンドの翌朝に5段階でもいいから残しておけば、来年になって比べられます。資産を毎月記録しているのと、やることは同じですね。
ラウンドの後に、きちんと補給する
これまでは、終わったらそのまま帰っていました。
5時間動いたあとに何も入れないのは、さすがに雑だったと思います。プロテインなどで、その日のうちに補給するようにしました。翌日の疲れが変わるかどうかは、続けてみないと分かりません。
ただ、これは4つのなかでいちばん手軽です。買って、車に積んでおくだけで済みます。
道具で戻せるものと、戻せないもの

今回いちばん腑に落ちたのは、この線引きでした。
飛距離は、お金で買い戻せます。新しいドライバーを買い、レッスンを受ければ、実際に少し戻りました。技術と道具が効く領域です。
持久力と回復は、そうはいきません。
どれだけいいクラブを買っても、18番まで足は続きません。翌日の抜けも良くなりません。ここは自分の体で積むしかない部分です。
そして厄介なのは、こちらのほうが気づきにくいことですね。
飛ばなくなればすぐ分かります。番手が変わりますから。でも「後半ちょっとだるい」は、その日の体調のせいにできてしまう。何年か続けているうちに、それが普通になっていく。
まとめ
| 項目 | 今の状態 |
|---|---|
| 飛距離 | 新ドライバーとレッスンで、以前より少し伸びた |
| 腰・膝・肩 | 痛みなし |
| 後半9ホールの持久力 | 涼しい日でもバテる。数字ではまだ確認していない |
| 翌日の回復 | 去年52ラウンド回っていた頃より、抜けが悪い |
| 今やっていること | 体幹・鍼・風呂・睡眠。ただし持久力を作るものは入っていない |
| これから足すもの | 通勤で階段を使う/前後半のスコアを分ける/翌日の疲れを記録/ラウンド後に補給 |
健康資産の記事を書いたのは、2か月前です。
あのときは「体も資産だ」と書きながら、正味のところ実感はありませんでした。理屈として正しいから書いた、という感じです。
今、翌日の疲れという形で最初の請求書が届いています。
金額はまだ小さい。痛みもありません。900ラウンドという数字を眺めていられるくらいには、余裕があります。
ただ、こういうものはたぶん複利で効いてきます。
資産を積むときに「早く始めるほど有利」と言うのなら、体も同じはずですよね。まだ痛くないうちに手を打てるというのは、それ自体がひとつの好条件なのだと思います。
まずは、次のラウンドで前後半を分けて数えるところから始めます。


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